高圧ガス保安協会 会報
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■■■■ ■2一般社団法人千葉県高圧ガス保安協会の会員の皆様には、日頃から本県の高圧ガス保安行政の推進に御理解、御協力をいただき、厚くお礼申し上げます。■■貴協会におかれましては、県が高圧ガス保安活動促進週間の関連事業として、高圧ガス事故へ対応するために実施している「高圧ガス輸送車等防災訓練」、「空気呼吸器装着訓練」や、高圧ガス事業所のトップ層に対する保安啓発のために開催しているセミナー等に対して、多大な御協力をいただき深く感謝申し上げます。■また、貴協会では、保安に係る技術基準等の作成や研修会・講習会の開催等の事業を通じて、会員事業所の保安意識の高揚と自主保安体制の確立を図られておりますことに敬意を表します。■御承知のとおり、高圧ガスは、化学、鉄鋼、医療、食品、電子等様々な産業分野において利用され、産業の発展の大きな原動力となっているだけでなく、豊かな県民生活を支える大切なエネルギーでもあります。高圧ガスの重要性は言うまでもありませんが、その取り扱いや設備の管理を誤ると重大な事故につながる危険性を有していることも事実であり、近隣住民の安全・安心な生活のためには、災害事故の撲滅が不可欠であります。■そのような中、令和5年中に県内で発生しました高圧ガスに係る事故は、漏洩や火災などの災害事故が39件発生しました。前年の44件より5件減少していますが、近年は40件前後で推移しており、ここ数年続いている高止まりの状況が依然として解消されていないのが現状です。このような事故の発生は、産業界だけでなく地域社会全体にとっても大きな懸念材料です。■県としましては、今後とも貴協会と連携を図りながら事故防止に努めていきたいと考えておりますので、会員の皆様におかれましても、事故防止に向けて、より一層の自主保安の確立等に努められますようお願いいたします。■高圧ガスの取り扱いにおいては、常に最新の知識と技術を持ち、適切な対策を講じることが重要です。また、事故が発生した場合には、迅速かつ適切な対応を行うことが求められます。貴協会の会員の皆様には、そのような意識を持ち続けていただきたいと思います。■結びに、一般社団法人千葉県高圧ガス保安協会及び会員の皆様のますますの御発展と、会員事業所の無事故、無災害をお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。■千葉県防災危機管理部長■添谷■進■■ご挨拶■

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